【経験談】イスタンブールの詐欺(絨毯とぼったくりバー)

トルコ,イスタンブール
吹き出し
トルコのイスタンブールの治安ってどんな感じ?
詐欺師が多いって聞くけど…どんな手口か知りたいな。
できれば対策方法も教えてほしい。

 

そんな疑問に答えます。

 

   当記事の内容
  • イスタンブールの主な詐欺2つ
  • 詐欺にあわないために(対策)
  • 詐欺の実体験をお話します

 

当記事を書いている僕は、バックパッカー。
2012年にトルコ(イスタンブールやカッパドキア)に行き、あらゆる詐欺に遭遇するも、ほぼ被害なく生還できました。

 

トルコは日本人にも人気の国で、素晴らしい国です。

しかし大都市イスタンブールは観光名所も多いのですが、詐欺師も多いです。

 

実際の僕の経験から、イスタンブールの詐欺情報を書いておきます。
詐欺にさえ気を付ければ素晴らしい都市なので、みなさんのお役にたちたく記事を執筆しました。

そんな僕が分かりやすく解説します。

目次

イスタンブールの主な詐欺2つ

トルコ,イスタンブール

 

  イスタンブールの詐欺2つ

  • 絨毯屋の詐欺
  • ぼったくりバー

上記がおもなイスタンブールでの詐欺となります。

 

東洋と西洋の交差点、それがイスタンブールです。
歴史的にも観光にも見どころが多く、世界各国から観光客が訪れます。

 

その反面、多くの旅のトラブルがあるのです。

 

それでは『絨毯屋の詐欺』『ぼったくりバー』について解説していきます。

絨毯屋の詐欺とは

『客引きに絨毯屋へ連れていかれ、高額商品を買わされる』ケースです。

 

「君だけ特別プライスだ。日本で買えば何倍もするよ」など甘い言葉の時もあれば、お酒・薬・暴力や威圧などの手段がとられることもあります。

そのようにして正常な判断ができなくなった状態で、クレジットカードを切られたりします。

ぼったくりバーとは

詐欺師が路上で偶然をよそおいフレンドリーに接してきて、ぼったくりバーに誘ってくるケースです。

そこでとんでもない金額を請求され、コワそうな人も出てきたりします。

店とグルの詐欺師も被害者ぶって金額を折半したり、後で返すからといって払わされます。

詐欺にあわないため(対策)

トルコ、おっさん

それでは『絨毯屋の詐欺』『ぼったくりバー』にあわないために、サクッと解説します。

※もちろん上記2つの詐欺以外にも有用な情報となりますので、ぜひご覧下さい。

 

詐欺師がいる場所

詐欺師は、観光客が多くいる場所には必ずいます。

 

イスタンブールでいうと、特にスルタンアフメット等のイスタンブール歴史地域は詐欺師のメッカです。

   イスタンブール歴史地区とは
アヤソフィア(ビザンツ帝国時代の大聖堂)、ブルーモスク(美しさで世界一と言われる)、トプカプ宮殿などの歴史的建造物もここにあります。ユネスコの世界遺産です。

 

場所はGoogle Mapをはりましたので、もしよければ参考にしてください。

 

 

サギにあわない為には

  結論:次のとおりです

『知らない人に道で話しかけられても無視する』

 

これが詐欺の被害にあわないための最善策です。

詐欺師の被害にあわれる日本旅行者はあとをたちません。

 

イスタンブールを訪れる多くの日本人は、詐欺師に声をかけられます。
おそらくバックパッカーや個人旅行の方だと、可能性はさらに高くなるでしょう。

 

彼らはたくみに偶然をよそおって話しかけてきます。
くわしい内容は『絨毯屋の詐欺』と『ぼったくりバー』で説明しています。

 

次項以降ご覧ください。

絨毯屋の詐欺(経験談)

絨毯,トルコ,イスタンブール

イスタンブールでもっともメジャーな詐欺です。

東大生もダマされた

ドミトリーのルームメイトの東大生A君が、この絨毯サギの被害にあいました。

悪質な絨毯屋はペガサスという名前でした。

 

僕がゲストハウス(Esma inn Hostel)に夕方もどると、ドミトリーでちょっとした騒ぎになっていたのです。

憔悴する東大生A君を囲む、ドミトリーのルームメイトの日本人大学生たちがいました。

 

※2012年9月下旬の出来事ですが、現在もこの詐欺はかなり横行しています。

 

  東大生A君の話をまとめると

  • ブルーモスク(スルタンアフメット地区)周辺で詐欺師に日本語で声をかけられる
  • 絨毯屋に連れていかれる
  • 詐欺師たちと話が盛りあがり、お酒をご馳走になる
  • お酒で気分が高まり、サイフやクレカを詐欺師に見せる
  • 詐欺師に勝手にクレジットカードを切られる
  • 20万ほどの購入金額に我に返る
  • 詐欺師に抗議するも取り合ってもらえない

という時系列です。
なぜ東大生A君はカンタンに詐欺師のワナにかかったのでしょうか?

 

東大生A君が言うには、イスタンブールに来る前はギリシャを旅していたとのこと。

 

ギリシャでは、人々が素朴で優しかった。
いろいろとご馳走になることもあったし、現地の人とのコミュニケーションが楽しかった。

 

その感覚でイスタンブールでもOKかなと思っていたら、このような結果になったとのことでした。

イスタンブールの警察は何もしてくれなかった

その夜、もよりの警察署(ツーリストポリス、交番みたいなとこ)へ行きました。
メンバーは東大生A君・僕・ドミトリーの日本の大学生3人くらいでした。

 

警察に事情を話すも、『それは個人間の売買だから警察は介入できない』とのこと。

民事不介入というやつです。

日本語が多少できるイラン人の若い女性が事情を察し、通訳もしてくれたのですがダメでした。※このときのイラン人女性の方、ありがとうございました。

 

じつはA君は事前にカード会社に問い合わせていたのですが、しっかりと20万円ほど記録されていたみたいです。

この請求を止めるためには、トルコの警察で発行された『被害届』が必要です。

 

しかし、この『被害届』を入手できませんでした。

 

東大生A君は翌日の飛行機で、日本に戻ります。
最後の手段として、空港の警察関係者に相談してみると言っていました。

 

その後、東大生A君がどうなったのかは分かりません。
ただ最終的には手続きが複雑で、日本人が泣き寝入りするケースが非常に多いのです。

スルタンアフメットは悪徳な絨毯店の巣窟

絨毯屋の詐欺は、旧市街であるスルタンアフメットがメッカなので注意しましょうこのスルタンアフメットには観光名所が多い)。

 

と言いつつ、じつは僕も客引きについて行ってしました。
60代の絨毯屋と絨毯屋でアルバイトしているという20歳位の大学生の客引きについて行ってしまったのです。

 

その二人は英語で話しかけてきましたが、日本語でフレンドリーに話しかけてくる輩も多かったです。

絨毯に全く興味がなかったので、少しだけ話を聞いて強く断ったので被害はなかったですが。

 

声をかけてくる人は無視しましょう。

ぼったくりバーに行ってきた【体験談】

イスタンブール,タクシム,新市街

この画像は新市街(タクシム地区)ですが、ここはぼったくりバーのメッカです。

 

この詐欺は予備知識があっても、ダマされる人が後をたたないケースです。

ぼくも途中まで詐欺だと気づきませんでした。

自称スペイン人に声をかけられる

夜に、スルタンアフメットからガラタ橋の方へぶらつきながら、夕飯どこで食べようか考えていた時です。

『タバコの火を貸してくれないか』と若い男性に突然声をかけられました。
タバコは吸わないから火はないよ、と答えると色々話しかけてきました。

 

  話をまとめると

  • スペイン出身
  • トルコには観光できた(トルコは2回目)
  • 昨日はカッパドキアでコロンビアの女のコとイイコトした
  • 明日はエジプトに行く
  • デザイナーで電通や博報堂とも仕事した

上記のようなことを自称スペイン人の彼は言っていました。

英語でしたが、フレンドリーに話しかけてきます。

 

彼は『ベリーダンスを見に行かないか』と誘ってきました。
悪い人には見えなかったのと、伝統的なベリーダンスに少し興味がわいたので一緒に行くことにしました。

 

ベリーダンスのお店はイスタンブールの新市街(タクシム地区)とのことで、タクシーで行くことになったのです。

タクシー代は彼が払ってくれました。たしか10リラくらい。

 

ベリーダンスを見る前に、新市街の広場にあるケバブ屋でご飯を食べました。たしか10リラくらいで、自分で払いました。自称スペイン人は何も食べずに、『なんで日本の首相はよく変わるんだ』『尖閣問題』などいろいろコミュニケーションをとってきました。

 

タクシー代や事前にフツーのレストランに行ったりするのは、詐欺師の相手を油断させるテクニックみたいです。

ぼったくりバーに入店

ぼったくりバーは、新市街(タクシム地区)のメインストリートから横道にそれた通りにありました。

 

  ぼったくりバーの特徴

  • 入口前にはガードマンのおっちゃんがいた
  • 店の玄関は路面から地下に降りる階段のさきにあった
  • 安いキャバクラみたいな薄暗い店内
  • ダンスミュージックが大音量
  • ベリーダンスなんて見れない
  • てか単なるお粗末ななキャバクラ

店に入るのにガードマンにボディチェックされ、店に入り確信しました。

『ここぼったくりバーや!』と。

 

店内には従業員2~3人、嬢も2~3人だったと思います。
他のお客はアジア人男性(眼鏡に坊ちゃん狩り)が一人いて、奥の小さなステージで嬢と踊っており…

 

自称スペイン人は酒を頼んでました。
ごついオッサンが注文を聞いてきたので、コーラいくらと聞くと20リラ(900円ほど)とのこと。

 

高いよ!と抗議すると10リラになりました。
ただそのコーラには手を付けず。

店の嬢も横について、飲み物頼んでよい?と言ってきましたが、断固拒否でした。

 

そして自称スペイン人に『俺はロックが好きだからここは合わないから出るよ』と言って出ました。コーラの金額だけですんだのと、あっさり出ることができたのは不幸中の幸いです。

 

自称スペイン人の彼も一緒に店を出ましたが、彼はお金払ってません。店とグルだからです。

店には10分もいなかったと思います。

 

自称スペイン人の彼に『別の店へ行こう』と誘われましたが断ると、他のカモを探しに行くのでしょう。自称スペイン人は新市街タクシムの人ごみの中へ消えました。

外国人との交流

この詐欺は『外国人と友達になりたい』という気持ちを利用したものです。

せっかく海外に来たのだから、外国人とコミュニケーションとりたい気持ちは理解できますが、十分に注意してください。

そのワクワクした気持ちが先立ち、この詐欺をネットで事前に見ていても、気づかず騙されてしまいます。

旅行を楽しむ為に

ここまでトルコ・イスタンブールでの詐欺に対する注意喚起を書きました。

 

それはトルコが素晴らしい国だからです。
個人的にもおススメできます。

 

僕はトルコには良い思い出が多いです。
屋台でサンドイッチを食べてたら、近くの店のおじさんにチャイをご馳走になったりと、人々の温かみにも触れることができました。

 

もちろん話しかけてくる人全員が悪意を持っているわけでないと思います。その見極めは難しいですが、みなさんの旅がより良きものになれば、僕もハッピーです。

外務省のトルコでの注意喚起情報➡こちら

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